事業概要
軽金属に関する学科目を教育・研究している大学・公的研究機関の研究グループ・研究者に交付する。
(交付対象)
教育研究資金は、軽金属(アルミニウムあるいはマグネシウムやチタン等を主成分とする金属材料)に関する学科目を教授する日本の大学・公的研究機関の、原則として常勤の教授(特任を含む)。
研究補助金は、上記軽金属に関する日本の教育機関又は公的研究機関の原則として常勤の研究者(但し大学にあっては准教授・講師・助教(特任を含む)、短期大学又は工業高等専門学校にあっては教授・准教授・講師・助教、公的研究機関にあっては無期雇用の研究員)。
従来の軽金属材料(アルミニウムあるいはマグネシウムやチタン等を主成分とする金属材料)のもつ特性を凌駕する高性能、新機能、省エネルギー・省資源などSDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献する材料の開発、研究に対して、斬新にして独創的な研究計画をもって意欲的に挑戦しようとする若手研究者に資金を交付する。
将来に向けて発展の期待できる軽金属(主としてアルミニウム、あるいはマグネシウムやチタン等を主成分とする金属材料)の研究に対して、大学等横断的に、意欲的な計画をもって挑戦しようとする研究を強力に支援する為、中心的研究課題に対して研究手法の異なる複数のグループの協力関係により、単一のグループでは不可能な横断的成果を公表でき、将来に向けて軽金属に関する高度な教育・研究基盤を確立することのできる研究者集団を助成対象として資金を交付する。
軽金属学術界の人材育成のため、軽金属に関する教育機関に在学する有為の学生に対し、研究に専念する時間を与え、創造性に富んだ研究者を育成することを目的に、学費及び研究費を交付する。
(返済は不要)
海外の研究集会において軽金属に関する研究発表、討議を行う若手研究者に対して資金を交付する。
軽金属に関する研究者の便宜をはかるため、研究試料(高純度アルミニウム地金等)を提供する。
当会が助成した研究の成果を出版刊行、発表会あるいは当会のホームページに掲載等の方法によって公表する。
軽金属に関するシンポジウムなどの研究集会を後援する。
軽金属関係の研究室を持つ日本国内の大学・高等専門学校・公的研究期間並びに大阪大学附属図書館に対し、国内外の軽金属関係定期刊行物を寄贈する。
軽金属研究に関する表彰事業への助成を通じて軽金属工学の進歩に寄与することを目的とする。
対象とする主な内容は次の通りとする。
○学会等が主催する表彰事業への助成
- 一般社団法人軽金属学会主催
「小山田記念賞」、「軽金属論文賞」などの受賞者への賞金、副賞 優秀ポスター受賞者への副賞 など - 小中高生向けの材料研究活動に対する表彰および助成
(注)小山田記念賞
当会の初代理事長小山田裕吉氏が東洋アルミニウム株式会社の社長として当会の創立に貢献し、軽金属研究や業界の発展に尽力した。その功績を顕彰するためにこの賞は1966(昭和41)年に設置された。
なお、この事業は、当会の援助により一般社団法人軽金属学会の事業として運営されている。