第1回 特別奨学生交流会レポート

最近のトピック
「悩み、気掛かりなこと」
  • 【日時】2022年7月6日(水)
    18:00 ~ 19:30
    (当会の第25回課題研究成果発表会開催日に合わせてお集まりいただきました。)
【場所】 TKPガーデンシティ大阪梅田
軽金属奨学会特別奨学生募集事業は2018年度に1名採用からスタートし、現在6名が在籍しています。
少しずつ人数も増えてきたので、一度交流会をしたいと検討していた矢先にコロナ禍に見舞われて、皆で集まる機会を失っていました。
そんな中、第1期生が2022年3月に晴れて博士課程を終え、新しい道を歩み始めたのを機に元奨学生1名と現役奨学生6名、計7名が一堂に会する初の交流会が実現しました。
以下、交流会内容を簡単にご紹介します。
出席者集合写真
はじめに理事から本会の趣旨を説明し、「最近のトピック(悩み、気掛かりなこと)」をテーマに元奨学生から後輩へのメッセージを、現役奨学生から先輩への質問をいただきました。
当初、皆さん初対面で緊張していたのか、少々口が重く、硬い表情がぬぐえませんでしたが、徐々におしゃべりも滑らかになっていきました。
元奨学生(第一期生)からひとこと
特別奨学生としてのプレッシャーはあったが、「研究が好き」という好奇心が大事。「面白い」という気持ちを忘れずに研究に取り組んで欲しい。
奨学生 Q&A
Q 実験に取り組むとき、やる気の出る日とそうでない日がある。こんなときどう対処するか。
A その日に出来ることをしっかりやればいい、毎日の積み重ねが大事である。
Q やりたい実験をするとなると計画とのズレも生まれるが、どうだったか。
A 大きくズレていっても、本質的なところを見失わず、しっかり捉えていれば大丈夫である。
その他悩みなど
  • 自分のやりたい実験をしても、周りに評価してもらえるものを残さないといけない。これを論文につなげていかないといけない、そこがなかなか難しい。
  • 論文を早く投稿したいが、先生が忙しくてなかなか見てもらえない。
  • 先生はどんどん論文を投稿しなさいと言うが、出すとリジェクトされる。これを繰り返しているので疲れることも多い。
  • ドクターコースの学生も後輩たちのお世話でかなり忙しい。
など多くの意見が出されました。
普段、奨学生が抱えている悩みや気掛かりなことは、研究発表や面談の場では決して見えてこないものばかりです。
もっと話したいことがある、聞きたいことがあると言わんばかりの皆さんでしたが、最後に記念撮影をして散会しました。
「またみんなで集まりたいです。」「今度はいつでしょうか。」という言葉は事務局にとっても励みです。
お集まりいただいた皆さん、どうも有難うございました。